令和3年度における査察調査(マルサ)

カテゴリー: 会計トピックス 
2022-06-22

令和3年度における査察調査(マルサ)

 査察調査は一般の税務調査と異なり、大口・悪質な脱税者に対して、国税査察官(いわゆるマルサ)が刑事責任を追及する特別な調査です。

 国税庁が公表した「令和3年度査察白書」によると、令和3年度に処理した事案は103件で、脱税額の総額は約102億円( 1件あたり9900万円)でした。そのうち検察庁に告発した件数は75件(告発率72.8 %)となっています。

 なお、告発した事案には、架空の課税仕入れを装う方法で控除対象仕入税額を過大に計上した消費税の不正受還付事案や、内容虚偽の帳簿を作成するなどの方法で所得を秘匿した無申告ほ脱事案などがあります。


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