起業入門(3)株式会社を作るのにかかる費用

カテゴリー:  
2014-12-07

今回は株式会社を作るのにはいくらかかるのかを解説していきます。

手続きにかかる費用

約25万円かかります。

株式会社を作る際は、最低限必要となる費用は約25万円程度です。これは専門家に依頼しなくてもかかる費用となります。
手続き
場所
項目
費用
メモ
定款の認証
公証役場
認証手数料
5万円
公証役場へ払う手数料です。
収入印紙
4万円
電子定款の場合は不要
謄本手数料(4枚)
1,000円
登記の際に使う
登記申請
法務局
登録免許税
15万円
資本金×0.7%。15万に満たなければ15万円
登記後
法務局
登記事項証明(3枚)
1,800円
1枚600円(オンラインは500円)
会社の印鑑証明(1枚)
450円
1枚450円。
その他
はんこ屋
会社の印鑑作成代(3点セット)
1万円~
素材によって金額はかわる。代表印、銀行印、角印のセットで販売している。
合計
25万3,250円

余談ですが、私が以前自分の会社を作った時に、会社印鑑を作った際は3点セット【ハンディ黒水牛コンパクトセット】12,800円でした。1万円を切る商品もあるようです。サイトは以下のサイトです。
印鑑の匠ドットコム

電子定款の作成で安くなる!?
約4万円安くなります

定款の認証には、紙で認証を受けると、認証手数料5万円と印紙代4万円の計9万円かかります。しかし電子定款で認証をした場合は、認証手数料5万円のみとなり、収入印紙代が不要になるため4万円分安くなります。しかし、自分で会社を作る人は、電子認証の機器を揃えたり、事前の準備が多いため紙で行うケースが多いです。

※士業を利用すると
電子認証は士業(行政書士・司法書士)に依頼すると利用されることが多いです。その場合、士業への報酬が4万円より安くやっている事務所が多いので、自分で行うのと同じくらいもしくは安くなる場合もあります。


合同会社の場合は?
約7万円~で作れます。

合同会社の場合は、定款の認証が不要であるので、定款認証用等がかからないため株式会社よりもかなり安く作ることができます。また、登録免許税の下限値も株式会社が15万円~に対して、合同会社は6万円~と費用が抑えることができます。

関連→合同会社のメリット


執筆者: 満田 将太 資格:税理士・公認会計士
得意分野:起業支援・財務分析
連絡先:mitsuda@en-count.com

監査法人で会計監査に従事し、様々な業種(代理店業・製造業・商社・百貨店等)の経営を見てきました。また自身でも高齢者住宅の紹介業で起業していますので、そのような経験を活かして独立・起業のアドバイスなどが出来ればと思います。
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