個人事業と法人事業の違い

カテゴリー:  
2014-06-17

個人事業と法人事業の違いについて解説します。

個人事業と法人事業の違い



個人事業
法人事業
開業費用
開業に必要な費用だけでOK。
開業費用以外に、登記費用も必要になる。
社会的信用
法人に比べると不利。「個人の信用」が大切になる。
社会的信用が高く、金融機関からの借入にも有利となる。
事業に対する責任
事業に対する責任は、すべて事業主が負わなければならない(無限責任)。
基本的に、出資額までの責任しか負わなくて良い(有限責任)。
会計
経理、確定申告ともに簡単で、自分でできる。
決算書を作成しなければならず、一般的に専門家(税理士等)に依頼することが多い。
税金
所得税は超過累進税率。課税所得が1,800万円を超えると40%の税率となる。
法人税の税率は25.5%。課税所得が800万円以下なら、特例で15%となる(資本金1億円超の場合は適用なし)。



個人事業と法人事業のメリット・デメリット



個人事業
法人事業
メリット
「開業費用が抑えられる」「青色申告適用者には最大65万円の青色申告特別控除が受けられる」
「社会的信用が得やすい」「基本的に有限責任である」「事業主も制度面で有利な厚生年金・社会健康保険に加入することが可能」
デメリット
「社会的信用が得にくい」「事業主が、事業に対する責任をすべて負う(無限責任)」
決算書の作成等事務手続きの増加
赤字でも均等割7万円の負担

これから起業を考えている方、会社を設立したい方、お気軽にご相談ください。個人事業と法人事業の双方のメリットとデメリットを考慮し、お客様が始める事業の内容を踏まえてご提案いたします。


執筆者: 満田 一秋 資格:税理士・社会保険労務士・宅地建物取引主任者
得意分野:相続税・法人税・所得税・起業支援
連絡先:info@mitsuda-zei.jp
私は平成15年4月より横浜農業協同組合の委嘱税理士をしており、相続税に関する相談も多く受け、毎年10件以上の相続税申告に携わっています。約40年の歴史に伴う豊富な経験から多くのノウハウを有しており、他の士業とも連携を図りながら業務に取り組んでおります。
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