相続財産の種類と評価(2)―相続税がかからない財産―

カテゴリー:  
2014-12-25

相続税がかからない財産
相続税がかからない財産として生命保険の非課税があります。
これは亡くなった方が被保険者となっていた場合に、その死亡を事由として保険金が支払われたときのお話しです。
支払われた保険金のうち、(500万円×相続人の数)が非課税となります。
たとえば、相続人が妻と二人の子供の計3人であった場合には、500万円×3人=1,500万円が非課税となります。
このケースにおいて妻が1,000万円の保険金を受け取った場合には、次のうちどちらになるでしょうか。
①一人あたりの非課税枠が500万円だから1,000万円―500万円=500万円が課税対象となる
②1,500万円まで非課税だから1,000万円受け取っても課税されない
正解は②です。
一人あたり500万円ということではなく、500万円×相続人の数の非課税枠を相続人全員で使うことができるのです。

また、相続税がかからない財産として、墓地、墓石、仏壇などがあります。
墓地を生前に買っておけばその墓地には相続税はかかりません。
亡くなった後に相続人が墓地を購入するとなると、相続税を支払った後の残りのお金で買わないといけないことになります。生前に墓地を購入しておくことは相続税対策になるのです。



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