毎年コツコツ節税対策(1)―暦年贈与の活用―

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2014-10-23

暦年贈与の活用
相続財産を容易に減らせる方法として暦年贈与の活用があります。

暦年贈与とは、年間で110万円まで非課税で財産移転ができる制度です。手続が簡単であるため、最もポピュラーな節税方法として知られています。

この制度における110万円の非課税枠は財産をもらう人が使えるというところがポイントです。つまり財産がたくさんある方は、110万円以内の金額であれば何人の子や孫に贈与をしても贈与税は発生しません。

まだ相続税対策を何もされていないという方はこのような簡単な方法から始めてみてはいかかでしょうか。
贈与税の計算方法
贈与税の計算方法はいたって簡単です。

基本的には、(1年間に贈与した金額の合計額-110万円)×税率で計算します。
たとえば、120万円贈与したとすると、(120万円-110万円)×10%=1万円が贈与税額となります。
税率を掛ける前の金額(上記の例では、(120万円-110万円)=10万円)が200万円までは税率が10%です。
つまり、310万円の贈与までは税率が10%となります。その場合の贈与税は20万円かかる計算になります。

実は、贈与税の税負担率は相続税のそれより高くなっています。それでも贈与が相続税の節税対策となりうるのは、毎年少しずつ低い税率でコツコツ財産を移転させることができるからです。


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