平成26年分の路線価が公表

2014-07-07

◆相続等による土地の算定基準となる路線価◆
国税庁は、平成26年分の路線価(及び評価倍率)を公表しました。
 
路線価とは、路線(道路)に面する標準的な宅地の1㎡当たりの価額のことで、相続税や贈与税の土地評価額を算定する際の基準となるものです。
 
なお、相続などで取得した土地等の評価方法には、路線価方式と倍率方式があり、路線価路線は、路線価を土地の形状等に応じた各種補正率で補正した後の面積に乗じて計算します。一方、倍率方式は、路線価が定められていない土地の評価方法で、固定資産税評価額に一定の倍率を乗じて計算します。

◆相続税の増税に備え、現在の評価額を把握◆

来年から相続税の基礎控除額(現行5千万円+1千万円×法定相続人数)が、「3千万円+600万円×法定相続人」に引下げられ、法定相続人が3人(配偶者と子供2人)であれば、控除額は4800万円(現行8千万円)になります。
 
土地は、相続財産で大きな割合を占めますので、路線価等を確認し、評価額を把握しておきましょう。
 
なお、被相続人(亡くなった方)の居住用宅地を相続する場合、「小規模宅地等の特例」を適用できれば、240㎡(27年から330㎡に拡大)まで評価額が80%減額されますが、この特例を適用できるのは原則、配偶者や被相続人と同居していた親族です(一定の場合、別居親族も適用可能)。


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